3度目の長期オナ禁検証をはじめる前に１

　僕は過去２回、半年間のオナ禁に成功している。２回とも偉大なる決意と共に始めた苦行の道であったが、終わりは実にあっけなくさしたる充実感もないまま終了した。後悔をしているわけではないが、伴った労力の割に得たものを考えれば空虚な気持ちになった。一応僕が実践したオナ禁のルールを説明したいと思う。

・オナニーの禁止

・エロ禁については制限しない

・セクリセも制限しない

これが過去行ったオナ禁のルールだ。夢精ついても制限は設けなかったが、過去二回半年間、結局夢精をすることはなかった。世の中の厳格なオナキニスト達と比べれば実に緩いルールでやっていたなと振り返ってみれば思う。しかしながら効果の違いについては僕は僕のルールで行なったオナ禁の経験はあるが、ストイックなオナ禁はいまだ未経験なので比べることはできない。だが、正直に言ってしまえばあまり大きな体験の差はないんじゃないかなと思う気持ちもある。それはストイックオナキニスト達の体験談を拝見していると、僕の経験とさしたる違いはなかったからだ。もちろん、本家である空想丸さんは別ではあるが…

ちなみに僕が経験したオナ禁効果については

・ポジティブな気持ちになる

・めんどくさいという気持ちが薄くなり、ちょっとした買い物や遠出にも頻繁に出かける

・交友関係が広まる

・なぜかパチンコが勝てるようになる

これが僕の感じたオナ禁効果だ。パチンコに関しては完全に謎だが、他のことに関しては総じて行動力が上がった結果の効果だろうと見込まれる。こう書くと効果としては一定の成果があり価値はあったじゃないかと思われるかもしれないが、僕が望んだのはただ一つ、モテたい理想の彼女や結婚相手を見つけたいだった。いずれの長期オナ禁においてもそれを達成することは出来ず、無力さを噛み締め僕はただの日常に戻ったのだ。

また僕は長期オナ禁のデメリットも実感していたので続けるという選択肢は早々に消えてしまったのだ。そのデメリットとは

・風俗に行く人を見下してしまう

・想像を絶する早漏れになる

同じ穴のムジナでありかつて夜の街を練り歩き、店から店へひと夜の出会いひと夜の別れを共に多く経験した仲間達を否定することは、僕にとっては虚しいものだった。オナ禁が終われば共に楽しく酒を呑みアルコールの力を借りて女性を口説くという関係に戻ったが、当時は一枚の壁を感じた。

早漏については元から早漏れ気味だったが、正直３秒で出るくらい早くなった。

ま、これがオナ禁を辞めた最大の原因な訳ですが…